1導入(ZIP〜Claude Code起動)目安10分
会話だけで進みます。パスを自分で確認して打ち直す必要はありません。
ec-transplant-kit.zip)をダウンロードする
保存場所はどこでもよい。展開も不要。
これから自分のECサイトのコードを管理する専用フォルダを1つ新しく作る(例:mkdir ~/my-shop && cd ~/my-shop && claude)。既存の他のプロジェクトのフォルダを流用しない——後の工程でサイトコードやCLAUDE.mdがそこに混ざってしまう事故を防ぐため。
Finder(または保存先フォルダ)からファイルをそのまま入力欄にドラッグする。
このZIPを展開して、プラグインとしてインストールしてください/plugin marketplace add <実際のパス>
/plugin install ec-transplant-kit@ecimpru-marketplaceパスの部分は自分で書き換えなくてよい——Claude Codeが調べて提示したものをそのままコピペする。
/exit で一度終了し、同じ作業用フォルダで再度 claude と打って起動し直す。プラグインの読み込みは起動時に行われるため、入れ替えたら必ず再起動が必要。これは新しい会話(新規セッション)になる——インストール作業をしていた会話の続きではなく、まっさらな状態からのスタート。
セットアップしてonboardingスキルが対話形式でショップ情報を聞き取り始める(次項「ワーク0」)。以降のワーク0〜4では、各ステップに「話しかける例」を添えていますが、これは会話の一例にすぎません。完了の目安(各ワーク末尾の「チェックポイント」)を満たしていれば、Claude Codeが自分から次のワークへの移行を提案してきます。合言葉を一言一句覚える必要はありません。
2ワーク0:セットアップ目安5〜10分
目的:これから使うショップの前提情報をAIに覚えさせる。以降の全ワークがこの情報を土台にする。
準備するもの
自社ECサイトのURL、または口頭で説明できるショップ情報(ショップ名・取扱ジャンル・主力商品・客層)のどちらか。
手順
導入の手順2で作った作業用フォルダで起動していればそのまま進む。まだ専用フォルダを作っていなければ、Claude Codeが一旦立ち止まって作り直しを案内する。
既にCLAUDE.mdがあれば中身は変更されず、末尾に本キット専用セクションが追記される。無ければ新規作成される。
site-learnで判定される)。これは既定値であり固定ではない。以降の各ワークは始める前に「このモードのままで進めますか?」と一言確認してくるので、ワークごとに切り替えてよい(例:ワーク0はじっくり学習、ワーク1からはおまかせ実行)。
持っていなければ github.com/join での事前作成を案内される(サイトコードの取得・バックアップに全カート共通で必要)。
つまずいたら
既存の別プロジェクトのフォルダを使い回さない。新しい空フォルダを作り、そこでClaude Codeを起動し直す(導入セクションの手順2を参照)。
チェックポイント
- CLAUDE.mdに自分の店の情報が埋まっている(【 】が残っていない)
- 進め方モードが記録されている
- GitHubアカウントの準備ができている
これを満たすと、Claude Codeから「次は解析ツールの接続に進みますが、始めてよろしいですか?」のように提案されます。
3ワーク1:接続と計測目安45〜60分
目的:自分の解析ツールを自分の権限でつなぎ、売上を6つの数字に分解して計測する。以降すべての改善判断の土台になる。
手順1:解析ツールをつなぐ(analytics-connect)
準備するもの
Googleアカウント(GA4・Search Console・PageSpeed Insights用のGCPプロジェクト作成に使う)。Microsoft Clarityを使っている場合はそのアカウント。
複数店舗・複数アカウントを運営している場合は「自社ECサイト解析分析レポート」の対象になる1店舗分だけに絞る。他のアカウントは後日でよい。
| ツール | できること | 接続必須? | 難易度 |
|---|---|---|---|
| GA4 | 6ナンバーズの計測(このキットの土台) | 必須 | 簡単 |
| Search Console | 検索キーワード・掲載順位・CTR把握 | 推奨(繋がらなければ省略可) | 普通 |
| PageSpeed Insights | 表示速度の計測 | 推奨(繋がらなければ省略可) | 一番簡単 |
| Microsoft Clarity | ヒートマップ・離脱箇所の把握 | 使っていれば(繋がらなければ省略可) | 普通 |
GA4(必須)→GSC(推奨)→PSI(簡単)→Clarity(使っていれば)の順。
GCPプロジェクト作成→サービスアカウント(SA)作成→鍵JSON発行→.analytics/sa-key.jsonに保存、までをClaude Codeが1ステップずつ案内する。GA4・GSC・PSIはこの1つのSAで束ねられる。
.analytics/フォルダにSA鍵が保存され、.gitignoreで除外されていることが確認できる。GA4はSA招待→データ取得検証まで。GSC・PSI・Clarityも同様(PSIはAPIキー発行のみ・Clarityはトークン発行のみで、SAは使わない)。GA4はAPI直叩きでも公式MCP接続でもどちらでも修了条件を満たす。
各ツールで実データが1つ返ってくることを確認し、CLAUDE.mdの「アクセス解析」欄にプロパティID・接続状態を記録する。
つまずいたら
その場で粘らず一旦GSC/PSI/Clarityの接続に進み、GA4は改めて時間を取って解決する。GA4だけは省略できないため、手入力で済ませず接続自体を後日リトライする。
手入力フォールバックに頼らず、その回はレポートから省いて先に進めばよい。次回以降接続できたら追加する。
チェックポイント
- GA4の実データが1つ以上取得できている(API直叩き・公式MCPどちらでも可)
- GSC・PSI・Clarity(使っているもの)は繋がれば載せる、繋がらなければ無理に手入力せず省略している
- 認証情報が
.analytics/にあり、CLAUDE.mdに接続状態が記録されている
手順2:6つの数字を測る(six-numbers)
売上は2つの公式で、同じ売上を別の角度から分解できる:
売上 = ①顧客数 × ②購入単価 × ③購入頻度 = ④ユーザー数 × ⑤転換率 × ⑥平均注文金額
| # | 指標 | 定義 |
|---|---|---|
| ① | 顧客数 | 期間内に1回以上買ったユニーク顧客数 |
| ② | 購入単価 | 顧客1人・1回あたりの購入金額(経営判断で動かす) |
| ③ | 購入頻度 | 顧客1人あたりの期間内購入回数 |
| ④ | ユーザー数 | 期間内のユニーク訪問ユーザー数 |
| ⑤ | 転換率 | 購入回数÷ユーザー数 |
| ⑥ | 平均注文金額 | 1取引あたりの平均金額(サイト施策で動かす) |
②購入単価と⑥平均注文金額は計算式は同じだがレイヤーが違う。②は経営判断(価格・商品構成)、⑥はサイト施策(クロスセル・セット販売)で動かす数字。
site-learn(サイトコード学習)はこの後のワーク2で行うが、six-numbersの計測はGA4データだけで完結するため待たなくてよい。
既定は「直近1か月」「前年同月」に加えて「直近1年(月単位の推移)」も出す——単月だけでは季節要因と本当のボトルネックの区別がつきにくいため。
「今期・来期の売上目標は?」「特に伸ばしたい数字は?」を聞かれる(無ければ「まだ決めていない」でよい)。②③⑤⑥は業界平均もWeb検索で調べられる(①④は業界平均という概念がそもそも存在しないため、過去実績と自分の目標だけで判断する)。
目標・業界平均のどちらから見ても下回っている数字がボトルネック。優先順位は固定ではなく、目標との差が一番大きい数字から決まる。レポートには6つの数字・前年同月比・購入経路(ファネル)分析が含まれる。
各数字を動かすレバー(参考)
出典:「マーケティングのシックスナンバーズ:これが最強の羅針盤」(社内正本資料)。
| ①顧客数 | 2ステップマーケティング/マーケティングファネル/セグメンテーション/セールスファネル/リファラル・ジョイントベンチャー/ダウンセル |
| ②購入単価 | プレミアム戦略・VIP戦略・権威付け・特別(10X)・ストーリーブランディング・サイドセル/バリューラダー・オンボーディング |
| ③購入頻度 | リストマーケティング・MA/バリューラダー・アップセル・クロスセル・サブスクリプション/コミュニティ・ロイヤルティ・パーソナライズ/サポート・メンテナンス(継続接点を作る) |
| ④ユーザー数 | 4つの経路(検索・相互コミュニケーション・広告・その他)+リファラル |
| ⑤転換率 | LPO/プロセス最適化(EFO・決済・配送)/リマインド施策(カゴ落ち対策)→ impru-shindan product-page |
| ⑥平均注文金額 | 商品単価向上/商品点数増加 |
チェックポイント
- ①〜⑥がすべて数字で出ている
- 公式1=公式2=実売上で検算が合っている
- 「次に直す数字」が1つに決まっている
- 「自社ECサイト解析分析レポート」(HTML)が生成されている
4ワーク2:接続と診断目安60〜90分
目的:自社ECサイトのコードと見た目をAIに理解させ、「なぜ買われないか」を診断してコードを実際に直す。⑤転換率を上げる本丸。
手順1:サイトを読み込む(site-learn)
※ECモール出店(楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング等)は対象外。自社ドメイン運営のECサイトが対象。
| 型 | 方式 | 対象カート |
|---|---|---|
| A型 | ローカル同期型(CLI/Git/FTP) | Shopify(Basic以上)、EC-CUBE、WooCommerce |
| B型 | 管理画面コピペ型 | MakeShop(プレミアム)、カラーミー(全プラン)、BASE(カスタムテーマ)、futureshop |
| C型 | コード編集不可型(分析のみ) | STORES(全プラン)、BASE(無料オフィシャルテーマ)、Shopify Starter |
C型でも講座は完走できる(分析・改善提案中心に切り替え)。誤りやすい点:Shopify StarterはC型、BASE無料テーマはC型、MakeShopエンタープライズは要確認。
使っているカート名を伝えると、上表でA/B/C型に判定される。分からなければサイトURLを伝えればよい。
GitHubアカウントが未作成なら先に github.com/join で作成する。ローカルに保存できるカートはgit init→GitHub(private)pushで完了(STORESのみ復元不可のため「観測ログ」として扱う)。
トップページ・売れ筋商品ページ1〜2枚・カテゴリページのスクリーンショットを渡し、コードと突き合わせる。このステップは飛ばさない——この後のimpru-shindanの診断(実サイトを確認できない場合の代替材料)で使われる。
チェックポイント
- サイトのコードがローカルに取得され、privateリポジトリにバックアップされている(C型は観測ログとして)
- 独自タグの規約がCLAUDE.mdに記録されている
手順2:診断してコードを直す(impru-shindan)
ブラウザ自動操作ができればClaude Codeがそのままec.impru.aiにアクセスして診断。できなければ自分でアクセスして診断し、結果をスクショ等で貼り付ける。対象ページは売上インパクトの大きい商品ページ、またはsix-numbersで見つけたボトルネックのページ。ECいんぷるは無料枠(500クレジット・カード登録不要)で完走できる。
診断はAIペルソナによるシミュレーションで、実サイトと食い違うことがある。ブラウザの自動操作ができる場合は実サイトを直接開いて確認するのを優先し、できない場合のみsite-learnで取得済みのコード・スクショで代用する。一致しない指摘は改善対象から外す。
裏取りが取れた指摘を(a)情報不足(b)信頼不足(c)行動しにくさ(d)導線の詰まり(e)特殊ケース・エラー系、の5つに分類し、「今週やる3つ」を実装コストの低さ→影響度の順で選ぶ。選んだ指摘には損失回避(直さないと何を失い続けるか)を一言添える。
Before(実際のスクショ)とAfter(変更後の説明)を並べて提示され、承認を得てから実際にファイルが書き換わる。独自タグは絶対に壊さない。
効果が数字に表れるにはアクセスが積み上がる時間が要るため。修了要件はビフォー/アフターのスクショまでです。講座後、時間を置いてからsix-numbersの⑤転換率と再診断で効果を確認する機能はキットに残っています。
診断の観点
- 情報不足:価格の総額(送料・税込)/納期・在庫/サイズ・使い方/返品条件
- 信頼不足:作り手・会社が見えない/実績・レビューがない
- 行動しにくさ:買うボタンが見つけにくい/入力が面倒
- 導線の詰まり(ジャーニー):複数ページ・複数ステップのどこかで手が止まる構造
- 特殊ケース・エラー系(エッジ):在庫切れ・送料計算エラー・フォームバリデーション時の不親切さ
チェックポイント
- 診断結果を取得し、裏取り済み
- 優先度の高い指摘に対する具体的なコード修正が承認を得て適用されている
- ビフォー/アフターのスクリーンショットが用意できている
5並列進行ガイド
同じ作業用フォルダで、複数のClaude Codeセッションを同時に開いて並行作業できます。Day1は下記の2トラックが並列可能です(両方ともワーク0の完了後に開始)。
| トラック | 内容 |
|---|---|
| トラックA | ワーク1:analytics-connect → six-numbers |
| トラックB | ワーク2:site-learn → impru-shindan |
six-numbersはsite-learnの完了を前提にしないため、AとBは独立して進められます。impru-shindanの対象ページ選定は「six-numbersで見つけたボトルネックのページ」または「売上インパクトの大きい商品ページ」のどちらでもよいため、トラックAの完了を待つ必要もありません。
CLAUDE.mdは各スキルがそれぞれ別のセクションに書き込むため、通常は競合しません。ただし複数セッションが寸分違わぬタイミングで同じファイルを保存しようとする極めて稀なケースでは、片方の追記が失われる可能性がゼロではありません。サイトコードを直接編集するトラックB(site-learn impru-shindan)をより確実に隔離したい場合は、git worktreeで作業ディレクトリ自体を分けることもできます(Claude Codeに「このトラック用にgit worktreeを作って」と頼めばよい)。
Day2(ワーク3・ワーク4)は並列にできません——順番固定です。詳細はDay2の手順書を参照してください。
ワーク0〜2が完了したら、Day2の手順書(ワーク3・ワーク4・修了チェック・特典)に進んでください。